笠尾 敦司 Atsushi Kasao
ウェブカムアート、感性はがき、携帯絵かき、街並絵巻など、主に絵を介して人と人とのコミュニケーションを作り出す作品を作り続けている。
1997年第1回Toray Digital Creation Awards 優秀賞受賞以来、Synergistic ArtとCommunication Artを中心に制作活動を続ける。SIGGRAPH2002及びSIGGRAPH2003 Art Gallery入選、 2004年度及び2005年度文化庁メディア芸術祭アート部門静止画 審査委員会推薦作品、2006年及び2008年にINTERNATIONAL FESTIVAL OF ELECTRONIC ART 404(Italy)にて平面作品が展示および壁面投影される。東京工芸大学 デザイン学科准教授。
http://kasao.mailpaint.com/
◎出品作品
「長大思い出横丁街並のれん」「思い出横丁街並アロハ」
予め用意しておいた街並の下絵に透明水彩で塗ってもらい、長さ4m程の街並絵巻を制作した。この街並絵巻を柄とした長いのれんとアロハに仕立てた。街並は横長なので6分割し6種類のアロハになった。
お店ではアロハを着ておもてなしをしてもらうので、店の人と客はこの作品を介して街並みに関した話を交わしやすくなる。この横丁の将来の方向性はお店の方 だけの問題ではなく、客として通う人にとっても切実な問題である。その客との会話をできるだけ引き出せるようにするという狙いがある。
また、作品完成までの間に多くの人に街並みの彩色をしてもらったため、制作の過程そのものがコミュニケーションを誘発する作品になっている。塗りながら、実に多くの人が街並みについて自分の思いを語ってくれた。
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ワークショップ「思い出横丁にハイブリッド水彩で思い出を作る」
ワークショップ参加者を好きな店の前で撮影し、その写真からハイブリッド水彩サーバーを用いて下絵を制作し、その下絵に透明水彩で着彩して、そのまま展示してしまうと言う企画。下絵は2枚作るので、1枚は見本と一緒に持ち帰れる。参加費無料、予約不要。


街並絵巻 2008 制作風景

野口 靖 Yasushi Noguchi
地域の集合的記憶や隠蔽された社会構造をテーマに、マッピング等の手法を用いたプロジェクトを多く手がける。その表現形態は、インタラクティブ・インスタレーションやパブリックアートなど多岐に渡る。
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科助手を経て渡米。2003年、ニューヨーク大学大学院修了。文化庁芸術家在外研修員。2004年、ポーラ美術振興財団 在外研修生としてニューヨークにて活動。現在、日本を中心とした作家活動および大学にて教鞭をとる。2007年、文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品。
http://r-dimension.xsrv.jp/
◎出品作品
場の記憶(新宿でのフィールドワーク)
「場の記憶」プロジェクトでは、歴史に埋もれた事実や時間の経過によって風化してしまった物語を地域の人々へのインタビューや歴史的な写真として集め、それらを3D空間にレイアウトした作品を制作する。
今回は新宿のかつて「角筈」と呼ばれていた地域でのリサーチ/収集をもとに制作を行ない、実際にその地域の屋外公共空間でスクリーン投影する形の参加型インタラクティブインスタレーションを発表する。
人々が普段何気なく通っているその場の記憶を辿ることによって、何が変わり何が変わらずに残っているのかをあらわにする。

場の記憶 小平でのフィールドワーク






